365日働く母さんと起立性調節障害の息子とのブログ

働きながら起立性調節障害の息子さんと奮闘する母さんのブログです

中学校生活が始まる。

退院し、本当の中学校生活が始まった。

相変わらず、足はフラフラで歩けないため

車で送り迎えすることになった。

学校内は車椅子を貸してもらえた。

運良く学校は建物がわりと新しくでエレベーターが付いる。登校時に玄関にいる先生が車椅子を押してくれたり、気が付いてくれた友だちが押して、教室まで連れて行ってくれた。

手の力が入らない、という時が多くあり自分で車椅子をこぐことができない時もあった。

 

退院して初めの週は何とか頑張って朝から登校した。

翌週から、登校しても2〜3時間目で学校から電話がかかってきて、迎えに行くようになった。

授業を受けていると、周りが白黒になっていき、星がチカチカする様に見え、座っていられなくなる、ということだった。

迎えに行くと保健室で待機していることが多かった。

今までの病気の経緯については息子から説明を受けた、と保健の先生。

その説明を聞いた上で起立性調節障害についアドバイスをして頂いた。

・朝が辛い→

  無理して1時間目から来なくても良い

・朝食べれない。授業中、空腹の為吐気と目眩などが起き最悪な体調になる→

  タブレットタイプのブドウ糖を持ってきて学校でお腹空いたら食べる

・水分の摂取→スポーツドリンクを水筒に入れてきて、自分で意識的に飲む様に。

あとは、起立性調節障害は本人が症状を説明しにくいところがあります。たぶん、今もかなり頑張って学校に来ているはずです。

いつの間にか治るのでそれまでは無理しないで、との事だった。

 

また違う日には、

学校からの連絡で迎えに行くと、

学年主任の先生が駐車場の低めの塀に腰をかけ、息子は車椅子に座り、外で待っていた。

急いで来たつもりだったが

待たせてしまったのかと思い焦る私。

遅くなり申し訳ありません、と言うと、

先生は、今日は気持ちの良い日だったので外で待っていました。色々2人で話しましたよ、と言って下さった。

その日は天気が良くて、

爽やかな風が吹いている日だった。

息子の体調は悪かったが、

学校の先生や学校の環境には恵まれていた。

 

学校の先生方は、

体調を気遣い無理のないようにして下さるが、

息子はといえば体調は悪くなる一方。

心にも元気が無くなってきた。

学校に、行きたくないという日が増えたが休んではいなかった。わたしが休ませなかった。

毎日の様に、腹痛、動悸、息が苦しくい、胸が痛い、耳鳴りがする、手に力が入らない、と不調を訴えてきた。

 

ある日、もう休みたいと息子が言った。

私もどうしたら良いのかわからない。

熱があるわけではない、体調は悪いが、休ませて良いものなのか。

風邪でもないのに休むなんて今までの私の常識では想定外のこと。

休ませたら主人に甘やかしているとまた怒られる。どうしよう。私も動悸がしてくる。

 

当の本人は、布団でゴロゴロしている。

もう行かないと決めたのだろう。

 

休みたいといっている子を無理矢理登校させることも出来ず、その日は休ませた。

今日休んだら明日はちゃんと行ってね、

と念を押した。

オンライン授業は受ける様に!

それだけ言い残し仕事に行った。

 

主人に伝えると、

甘やかしているときつく叱られた。

そんなこと言っても、どうしたら良いの?

 

この日から休む日が増えていった。