身体表現性障害による足に力が入らない、という症状はどんどん改善していった。
歩けるようになってくれば学校に行くことに対する不安が減ってくるのではないか、と思っていたがそうではないみたいだった。
起立性調節障害での学校で体調が悪くなるかも、というイメージはなかなか拭えない様子。
登校できるのは週2〜3回。
しかも3・4時間目だけ。
登校する、ということ自体、ハードルが高い。
ある日学校で校外授業があった。1日を通して
学校の周辺を班で歩いて探索し、昼食は街の好きな喫茶店や食堂などで食べてくるという行事。
足の症状が回復してきたとは言っても起立性調節障害の症状はまだ治っていない。長時間歩く事は難しそうだった。
それでも教室の授業は嫌だが、校外授業は楽しみと言った。午前中〜昼食までの参加できるように先生方が考えてくださった。
元々友達の幅は広く、人と話す事が大好きな息子。学校が嫌と言うよりは、教室内の授業、ということに苦痛を感じているみたいだった。友達とは会っていたいらしい。
当日、待ち合わせ場所に送って行った。張り切って待ち合わせ場所まで行っていた。
昼食を食べたレストランまで迎えに行く。
仲間たちとレストランから出てきた。
そこで友達と別れた。
車に乗った途端、バタンと、倒れ込んだ。
すごく頑張ったのだろう。
帰宅後少し休んだら息子が話し出した。
やっぱり、友達は良いね。
授業は嫌だけどこんな毎日なら学校行けるな。
早く治ると良いね。