2回目のカウンセリングの日。
夏休み中に受けた。
息子は、せっかくの自由な時間を病院に割かれるのが嫌だ、とこの日は病院に行きたがらず無言になる。
前回は、また受けたい、と言っていたカウンセリングだが今日は行きたくない、と言ってかなり不機嫌だった。
受診して薬を貰わないといけないから取り敢えず病院行こう、となんとか出てきてくれた。
今回は初めにカウンセリングだった。待合室で待っているとカウンセリングの先生が呼びに来てくれた。
こっそりカウンセリングを受けたくないと言っていてすごく不機嫌であることを伝えた。
主治医と相談してきます、とスッと聞きに行ってくれた。戻ってくると、5分だけで良いから話を聞かせてくれる?と優しく息子に言って連れて行ってくれた。
その間、私は、主治医と話をした。
先生に今日のカウンセリングに行きたがらなかったことを話すと、思春期なのでそういうこともあるでしょう、でも受けた方が良いと思うしカウンセリングの先生もプロなので大丈夫ですよ、と想定内と言う感じだった。
次に、息子の近況を聞かれる。
すごく体調が良く見える事、足取りがしっかりしてきている、よく笑って元気を取り戻した様に見える、と話した。
ところが先生からは、夏休みは自分の時間で生活ができるし、クーラーの効いた中で過ごせるため快適に過ごせます。元気に見えても治っているわけではありません。
9月、10月は、残暑や気候の変化でどの小児科の病気も同じですが体調が崩れやすいです。
絶対に無理をさせないで下さい、と言われた。
今回主治医が変わり、また違う見解が聞けると思い息子の病状について改めて聞いた。
先生の話では、息子の場合は起立性調節障害の検査値としてはそこまで悪い訳では無い。その為、メトリジンを服用しても薬の効果は感じにくい。それでも血圧が下がる症状や脈拍が早くなる症状がある為メトリジンを服用し血圧を安定させる必要はある。
今後、重視すべきところは心の治療。足の状態が良くなったことは大きな進歩。今後、心がもっと落ち着いてくれば息子の起立性調節障害についても改善してくる可能性が高い、とのことだった。
この場合、数値化できる様な基準値が無いのであくまでも推測でしかないが、カウンセリングを数回受ける事で改善していくことが多い、と言われた。
先生が変わった事により、説明の仕方が変わり、より良く息子の状態を理解できた。
主治医がら変わる事に不安はあったがこれはこれで運が良かったな、と思った。
…とは言っても夏休みになり、足はしっかりと歩けるようになり、毎日こんなに元気なのに治っていないなんて…まさか…という気持ちだった。
夏休み明けはみんなと一緒に登校できると私は思っていた。