365日働く母さんと起立性調節障害の息子とのブログ

働きながら起立性調節障害の息子さんと奮闘する母さんのブログです

起立性調節障害は親の育て方に関わるのか?

f:id:hataraku365:20221025211048j:image起立性調節障害」猛烈爆進中の息子。彼には2学年下の5年生のいとこがいる。家が離れているのでいとこと会えるのは盆暮正月、あとゴールデンウィーク。今年のゴールデンウィークに久々に会った。その時に、その5年生いとこ、最近起きれなくなり、あまり学校に行けていない、でも学校は楽しくて行きたいと言い、起きたら11時頃に登校する、そんな日々を過ごしておりその子の母親がすごく不安そうにしていた。先日連絡がありなんとそのいとこも起立性調節障害と診断されたとのことだった。同じ家系に2人も起立性調節障害爆誕した。これに驚いたのは義母。こんな病気に同じ家系から2人もでる???

起立性調節障害になったのは母親である私の育て方が悪いから、という主張を崩さない主人。果たしてそうなのか?

私の子育ては、みんなで日々を楽しく、をモットーに非常にゆるーーい子育てだった。ガミガミと怒ることはせず、注意した方が良さそうな事があれば夜寝る前などにゆっくり話して理解してもらう、そんな感じだった。私自身が大雑把な性格であんまり細かい事が気にならない。本当は言わなければいけないことが沢山あったのかも知れないが未だによくわからない。私が仕事をしていて6時ぐらいにしか帰れないのでご飯は凝ったものは作らず適当に済ませて、子供と一緒に過ごせる時間を多く作るように心がけていた。宿題に関しては4年生からは自己責任。ほとんどやっていかず先生から指摘を受けていたがついに6年生になってちゃんとできるようになった。ゲームに関しては寝る時間さえ守ればあとはお好きにどうぞ。習い事は水泳と公文。水泳は病気になる時までの7年間続けた。公文は2年生〜5年生まで。6年生からは個別指導の塾に変えた。私はそこまで勉強にこだわりはなかったが小学一年生の頃、幼稚園育ちの子は勉強や運動などがなんでも出来たが少数派の保育園育ちの息子には自分との差に劣等感を感じたのか、僕はバカだから、と言い出した。それならと、クラスの多くの子がやっている公文に通う事にした。6年生になり公文から塾に変えたのには理由があった。公文は週に2回。分からない事があっても他の生徒も居るのですぐには教えてもらえず待ち時間が長い、なかなか終わら無いので帰る時間も不明。本人のやる気低下に繋がっていった。そこで個別指導の塾に変えた。週一回だけで時間が決まっている。友達と遊ぶ約束があれば他の日に変えることも可能。なるべく本人が辛くなく続けられる方向にシフトチェンジした。

一方のいとこのお母さん。

私と違い、とてもしっかりときっちりとしたした方。お子さんには色んな事をきっちり細かく教えていた。常に何かを注意しているそんな感じだった。大人と子供の境界線を引いており節度、礼儀をとても大切にしておりいつもそのいとこに会うとしっかりしててすごいな、やっぱり育て方が違うとこんなしっかりした子になるんだな、と思っていた。習い事は水泳、ピアノ、そろばん、塾、なんでもやっていた。全て本人がやりたいと言ったものばかりとのことで月〜金までほぼ毎日習い事だった。ゲーム、iPadの時間に制限があり、1日1時間、確かそんな感じだった。破ればすごく怒られていた。

いとこ同士なのでDNAは近いはず。全く対象的な子育てをしていても2人とも起立性調節障害になってしまった。こうしてみると親の育て方は関係ないのではないかと思う。むしろ遺伝的要素が強い病気なのか。実際、診断を受ける時に主治医より家族で起立性調節障害になった事がある人はいるか、と聞かれた。

起立性調節障害は、それまでの育て方は関係無いように思う。

起立性調節障害になってしまったその時は、その後の接し方の方が大切。それまでの子育ての後悔は必要ない。起立性調節障害に対する正しい知識をつけ、よく分からない不調で不安な子供をしっかり受け止めて安心させてあげられる場を作る、それが起立性調節障害を患った子を持つ親の役目だと思った。