勉強をどうするか。
小学6年の終わりから、
起立性調節障害になった息子。
中学に進学してすぐに入院となった。
オンライン授業を、受けられるとはいっても参加は出来ているが体調が良い訳ではないし、緊張感もないのでただ見ているだけ、そんな感じだった。
退院し、たまに通学すると別授業で教えてもらえる事もあった様だが毎回という訳には行かない。
いくら病気を患っていても、テストの日はやって来る。
息子は中学生になって最初のテストの頃はどんどん体調が悪くなっている時だった。
それでも、どうしよう、勉強しなきゃ、とすごく追い詰められていた。
体調悪く、学校も行けていない日が増えているのに、勉強なんて無理があると思ったが
追い詰められている息子を見て、私が一緒にテスト勉強をすれば良いのかな、と思った。
テスト範囲のワークを私の分もコピーした。
息子の勉強が出来そうな時に一緒に少しだけ進めた。
どうしよう、わからない、できない、とパニックになり泣く息子。
普通じゃないと思った。
息子はもともと明るい性格。
宿題より遊びが大事な子だった。
そんな子が勉強のことでパニックになり泣きじゃくるとは…
何日間か一緒にテスト勉強をしたがパニックになる息子を見て、勉強を辞めよう、と言った。
この時に、起立性調節障害は体調だけでは無く、心にも影響を与える病気なんだ、、、と実感した。
もしかしたら、
小学6年の時に通っていた塾の先生が、
中1最初のテストが結構重要だと言ったことをとを息子は意識していたのかもしれない。
私自身が中1の時の事を思い返してみた。
そんなに勉強した記憶がなかった。
勉強するということを意識出来たのは中3の受験の時のような気がする。
よし、と私の腹を決めた。
取り敢えず、中3になるまでは勉強の事は私からは言うことはやめよう。その後の事はその時の体調、心の状態を見て考えよう。
息子に、
もう、勉強の事は忘れよう。
とにかく今は、毎日を楽しく過ごす事、
健康でいられる事、睡眠時間をとる事、
食事をしっかり摂る事、
それだけを考えていこう。
勉強なんて、高校受験をすると決めたらすれば良い、
テストが0点でも気にするな、
そんな事を伝えた。
とにかく元気な、笑顔の息子に会いたいとおもった。
迎えたテストの日。
体調が整わず、みんなと同じように一日中座っておく事は難しかった。
息子の登校時間か合わせます、と先生が言ってくださり、予備日に全教科を受けさせてもらえた。
意外にも0点は無く、息子にすごいね、というと、バカにするなよー、と笑っていた。
そうそう、こんな感じで良いのだ。
勉強なんて後回しで良い、
もっと適当に楽しく過ごそうよ、と息子に言った。