365日働く母さんと起立性調節障害の息子とのブログ

働きながら起立性調節障害の息子さんと奮闘する母さんのブログです

学校を休んでも良いよ、と言う勇気

中学に入学してすぐの息子の体調は最悪だった。歩けないから車椅子だし、授業に出ても眩暈、頭痛、貧血様症状、耳鳴り、腹痛などがあり、何の罰ゲームかと思うような辛い身体でただ座って時間を過ごし、早退をしたいと先生にいうことも具合があまりにも悪いと言いに行くことが大変だし、毎日の様に早退したいと言いに行くことも辛いし、とにかく息子には大変な状況だった。

その時私自身にまだまだ起立性調節障害に理解が無く、入学したばかりの中学を休むという選択肢を与えてあげられなかった。息子自身も辛いけど行かなきゃ、というよくわからない義務感で毎朝何とか起きて体を引きずりながら学校に行っていた。

だんだん学校に行きたく無いと言う日が増え日曜日の夕方は突然泣く様になった。少しずつ起立性調節障害について分かってきた私はこのままではいけないと思い担任の先生と話して登校時間や早退の仕方、下校時間について息子の意思を汲むかたちで自由にさせてもらえることになった。それでも、休むというよりは何とかして行かせる、そんなスタンスだった。息子が休みたい、と言っても、1時間だけでも行っておいで、とか、今日休むなら明日はちゃんと行ってよ、とか、結構きつく言っていたのでは無いかと思う。

夏休みに入り、登校のプレッシャーから解放された息子はみるみる元気になった。にこやかな表情が戻ってきた。夏休みの間に心身症の症状を全く訴えなくなった。そして驚いたことに、少しずつ歩ける様になった。

この病気は体調が悪い時は迷わず休んだ方が良いのだな、と夏休み中の姿を見てわかった。

夏休み明け、さてどうなるか…心身症の症状は落ち着いていても起立性調節障害の症状が治っていない。体力が持たなくて、すぐ息は切れるし、倦怠感は続くし、朝はすぐに起きれないなどでパッとしなかった。夏休み明け、2日目までは本人も何とか頑張って登校していたが3日目、台風が発生したことも手伝ってかとても調子が悪かった。倦怠感、頭痛が強いらしい。布団でゴロゴロと起きれない息子を見て、これは休むべきだな、と思えた。よし、休もう!と息子に言った。え、良いの?と息子。良いよ、辛い時は迷わず休もう、起立性調節障害の症状がある程度治るまでは無理をしない方がよい、これぐらいなら行っても大丈夫そうだな、と自分の体調に自信がある時に行けば良い、と伝えた。それから一ヶ月間ずっと休んでいる。健康な時の息子に比べればまだまだではあるが、病気を発症した頃の息子と比べればとても元気に過ごせている。

これだけ休むと次に学校に行こうと思った時のハードルがかなり高そうだ、と心配になる。それでも仕方ない。第一に体調を整えること。体調が整っていけばきっと本人が次のステージに移りたいと言い出すだろう。その時に、そのサポートをすれば良いのだ。担任の先生に助けてー、と言えば良いのだ。慌てないで一つ一つ。