365日働く母さんと起立性調節障害の息子とのブログ

働きながら起立性調節障害の息子さんと奮闘する母さんのブログです

試行錯誤の日々。

息子が楽しく過ごせる様にしよう、

とは思ったものの、何からすれば良いのか…

息子の気持ちを聞かなければと思い、

息子に色々と質問しても、

さぁどうなやろうね、

僕はどうしたら良いんやろうね、

よくわからない、

そんな答えばかりだった。

 

その日からYouTubeで、思春期の子についてや、不登校の子に関する事、教育について、など沢山の動画を見出した。

元学校の先生、フリースクールの先生、元不登校だった方、現役の塾の先生、など沢山の種類の動画があり、手当たり次第に見た。

その中で息子に対して私のすべき点をいくつか自分の中でまとめた。

 

・学校へは無理矢理行かせない。

・話しを傾聴する。

・勉強をしろと言わない。

・共通の話題を持つ。

・質問は答えやすい聞き方でする。

・こちらの意見を押し付けない。

・ダラダラと長く話さない。

こんな感じだ。

 

我が家は自営業。

いつもなら仕事が始まる1時間以上前には職場に行き、残っている仕事やその日の準備、掃除をしていた。雇っている人は居ない。

主人が、しばらくは私が息子側にいる様にしてくれ、私が出勤するまでの間は主人が1人で仕事をする様になった。

主人とは相変わらず冷戦中だが、子を思う気持ちは一緒。母親が側にいるのが一番だと思ってくれている様だった。

息子が登校する時間まで息子との2人の時間ができた。

 

YouTubeで動画を見て覚えた事を少しずつ実行していく事にした。

朝、目が覚めにくいので、まずはカーテンを開け外の光を入れる。

目が覚めても、すぐに起き上がれない。スマホで動画を見ている。息子の見ている動画をゴロンとしている息子の横で見てみた。横に寝転がると私が見やすい様に画面を少しずらしてくれる。嫌では無いらしかった。

その内に、これ面白いよ、これ見て、と話しだした。

子供と同じゲームをやると良い、とYouTubeで見たため、息子がおススメしてくれたゲームアプリをインストールした。

息子に攻略法を教わりながら、2人で寝転びながらゲームをした。

これは結構話が弾んだ。

ある日ゲームをしながら、何となく質問してみた。

私「例えば、学校行くとして、何時間目からだったら行けそう?」

息子「1・2時間目は一番辛いから3時間目ぐらいかな。」

おーー、答え返ってきた。

私「3時間目から6時間目までは行けそう?」

息子「それは、自信ない。」

私「そしたら、給食までは?」

息子「行けそう」

とすごく明るい笑顔でゲームする手をとめ

私を見てくれた。

私「よし、じゃ先生に遅刻の電話してくる」

 

息子と話しをしたその日の3時間目が始まる前の休み時間、息子の車椅子を押して教室まで連れて行き授業前の担任の先生に話しかけた。

これからしばらくは3時間目〜給食までの登校で様子を見たい、と伝えた。

先生は快諾してくださった。そして、

毎朝の学校への遅刻の連絡はお母さんのストレスになるのでしなくて良いです、欠席の時だけ連絡して下さい、と言ってくださった。

 

やっと一つ、息子の気持ちを尊重した方法が見つかった、と思いホッとした。私だけではどうしたら良いかわからなくて、先生の力を貸してください、と、先生の前でポロポロと泣いてしまった。

先生は、大丈夫ですよ、と言ってくださった。