365日働く母さんと起立性調節障害の息子とのブログ

働きながら起立性調節障害の息子さんと奮闘する母さんのブログです

初めての三者面談

中学生になり、初めての三者面談。私の仕事の都合で朝1番の時間にしてもらった。三者面談なので当然、息子を同伴させなければならないところだが担任の先生は息子の病気について良く理解をして下さっており二者面談でも良いですよ、と連絡をくださっていた。

夏休み明けからずっと休んでいる息子。面談は行かないかな、と思っていた。一応、声をかけると、行く、との答え。え?行くの?、と思う心の声が漏れない様、わかった、と答える。当日の朝、息子を起こす。面談だけど起きれる?何回か声をかけたら起きてきた。

何とかギリギリ面談の時間に間に合った。久々の息子の登場に学年主任の先生と担任の先生が玄関まで駆け寄り来て笑顔で出迎えてくれた。

いよいよ教室に行き三者面談。最近の体調、今一番楽しいこと、最近の学校の事など、雑談をした後、先生が通知表を出した。普通なら成績の話が主になるのだろう。

通知表について事前に先生から連絡を頂いていた。数字を入れるか、斜線で対応するか。先生からは斜線の方が本人が見た時に嫌な気持ちにならないかも、とアドバイスを受け斜線で対応してもらっていた。全ての欄に斜線が引いてあった。確かに、斜線で良かった。

最後に、先生から、今楽しいと思うことを思いっきりやって。それがゲームであっても良いから。頭、心、体、全てが整わないと前には進めない。楽しむ気持ちを忘れないで。教室は仲間がいつも待っている、ただいま、と言う気持ちで入っておいで。と言って下さった。ちょっと泣きそうな私。ふと、隣の息子を見ると、何とも間が抜けた顔をして、はぁ、と言っている。なかなか思春期の子供の気持ちを掴むのは難しい。間が抜けた息子を見ながらそんな事を思っていたら笑えてきてしまった。

結局のところ、大人がどんなに息子のことを思い、色んなことを言ったとしても、息子が考え、納得しなければ先には進まない。でも、こうして息子のことを思っている、と伝える人が周りに沢山いて、息子の心が少しずつ埋められていけばまた一歩、前に進める様な気がする。

今はまだ体調も良くない。

担任の先生がおっしゃった、心・頭・体、この3つが今はバラバラの状態なのだろう。主軸は息子。周りにいる私たち家族に出来ることは、大丈夫だから、安心して、いつも側にいるから、そう言った言葉がけ。安心して過ごせる環境を確保すること。あとは彼が奮い立つのをじっと待つしかないのだろう。

奮い立った時の彼を想像すると…すごく楽しみだ。いつになるかは知らんけど。