どうした!息子よ!その10
やっと市立病院での検査当日。
起立性調節障害の検査は
体のリズム上
朝しかできないとの事。
学校を休み、病院へ行った。
市立病院は小児科クリニックより広い。
小児科までの道のりも
息子にとっては果てしない。
もう、歩けないかも、、、
と足がだんだん
運ばなくなってきていた。
わたしにもたれながら
なんとか小児科に到着。
その日のうちにできる検査は全部しましょう、
と言ってもらえた。
採血、心電図、起立試験。
検査の結果は、
血液の病気なし。
貧血なし。
甲状腺の病気なし。
電解質異常なし。
心電図異常なし。
やはり、起立試験で異常あり。
起立性調節障害でその中でも
体位性頻脈症候群とのことだった。
先生の説明によると、起立状態を続けると血圧を保つために心拍が異常に早くなり、動悸が起きる、とのことだった。
心拍が早くなるため、
体の疲労感もひどいらしい。
10分間も立っていられない事がわかった。
メトリジンを服用し様子を見ることに。
足の力が入らないことに関しては、
心の問題であるらしい。
ストレスがかかると
発症することがある症状で、
起立性調節障害の子が時々併発するらしい。
起立性調節障害が治ってくると
自然と足の症状が治り
歩ける様になっている、
このまま様子を見ましょう、との事。
やっと治療がはじまった。
これで治るんだ!
ホッとして、嬉しくて、
そんな気持ちを息子と話しながら
病院から帰った。
発症してから約三週間経過していた。